こんにちは。石本です。
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選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)
今日はFC今治 vs AC長野パルセイロの試合をみていきたいと思います。
今回は
【長野1-3-3-1-3を読み解く】
ということで見てみたいと思います。
入場者数 3134人
フォーメーション 1-4-4-2(今治)1-3-3-1-3(長野)
試合結果 FC今治 3-3 AC長野パルセイロ
シュート数 FC今治 11-11 AC長野パルセイロ
得点者
18分 インディオ(今治)
31分 山本 大貴(長野)
31分 山本 大貴(長野)
53分 千葉 寛汰(今治)
72分 千葉 寛汰(今治)
90分+2 山本 大貴(長野)
1.長野の守備
1-3-3-1-3という変則なフォーメーションを使う長野。まずは噛み合わせをみてみたいと思います。
それぞれのフォーメーションとは基本的に噛み合わない状態。
長野はどのように守り、どのように攻撃するのか。
1-3-3-1-3ということは基本的に全員がコンパクトになっている状態であり、守備の網をすでに作れている状態。攻撃側からすればその網にハマってしまえば、そこをかいくぐるのは非常に厳しくなる。
だが、ボールを左右に動かし、揺さぶりながら攻撃するとどうだろう。つまり、68mあるピッチの幅を3人で守るようになる。ただそれは現実的ではない。
では、どうするか。それは守備可変を柔軟にすること。それは4-4-2なのか4-3-1-2なのかその時の相手の状態に合わせてトランスフォーム(変形)する
幅を3枚で守るということは、基本的に間に合わない。3バックの右側がサイドに出てしまった場合は、右ボランチの選手が空いたスペースを埋めるという秩序。
どこがあぶないのか、誰が出て、誰がそのスペースを埋めるのか。逆サイドはどうするのかというおとが整理されている。
押し込まれたときには5バックになり、ゴール前を強固に固めることもできる。
この守備に対して今治はどのように点をとったのでしょうか
2.バイタルエリアの攻撃
今治の得点シーンを振り返ってみるとゴール前のバイタルエリア付近。
長野は攻撃において可変システムを使い、4バックに可変したり、守備時において5バックになったりすると切り替え時に一瞬バイタルエリアに人数がいないことがある。
もちろん3バックはいるのだが、2列目の相手に対して飛び出すのは中々勇気がいること。なぜなら、飛び出してしまうとその背後のスペースを大きくあけてしまうことになるからである。
前半17分、今治の得点はボールをインターセプトした三門がインターセプトをパスにしたことから始まる。
つまり、相手がバイタルエリアを埋める間もなく、インディオがフィニッシュへ
それにしても1-3-3-1-3というフォーメーションは実に面白いですね
3.長野1-3-3-1-3可変システム
長野の1-3-3-1-3についてみてみたいと思います。
かみあわせの通り、今治2トップに対して3バックとの対峙になる。3バックでビルドアップに成功すると、今治のサイドハーフが出てくることになる。
そこで、3ボランチのサイドの選手が外に開き、3バックから4バックへ可変し、ビルドアップを図るというもの。
ただ、途中からは最初から4バックに可変し、今治とかみ合うようになり、あまり効果的なビルドアップができていないようにも感じました。
最終的な得点のところは、1点目はクロスボールを今治DFのクリアミスをヘディングシュート。2点目はキックオフの今治の押し上げの背後をとってGKを交わす。3点目はアディショナルタイムにコーナーキックから。
まとめ
今回は
【長野1-3-3-1-3を読み解く】
ということで見ていきました。
内容は
1.長野の守備 ⇒ かみあわないが、秩序はある。遅れると後手を踏みやすい
2.バイタルエリアの攻撃 ⇒ 切り替え時にバイタルエリアが空く
3.長野1-3-3-1-3可変システム ⇒ 4バックに可変するが、最初から可変すると今治は守りやすくなる
あまり使用しないフォーメーションをみるのも面白い。これがどう有効で、どこに急所があるのか。
さらに構築されるとよりポテンシャルがあるなと思わされる。
今後も気にしたいと思います。
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