J3 第31節 カターレ富山 vs FC今治 戦術分析 【可変システムと守備網の仕掛け】

戦術

こんにちは。石本です。
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本記事の執筆者
選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)

今日はカターレ富山 vs FC今治の試合をみていきたいと思います。

今回は
【可変システムと守備網の仕掛け】
ということでみていきたいと思います。

入場者数 2327人

フォーメーション 1-4-4-2(富山)1-4-4-2(今治)

試合結果 カターレ富山 2-3 FC今治

シュート数 カターレ富山 10-8 FC今治

得点者
17分 インディオ(今治)
34分 今瀬 淳也(富山)
42分 吉平 翼(富山)
45分 近藤 高虎(今治)
76分 中川 風希(今治)

1.かみ合わせ

まずはかみ合わせからみてみたいと思います。

お互い1-4-4-2のミラーゲームですね。

ポイントは
・攻守の切り替え時が数的不均衡になる
・球際がポイントとなる
・ハードワークし数的優位をつくれるか
・崩しにくいのでセットプレーがポイント
・クロスの攻防に得点の機会の可能性が増える
・可変システムによるマークずらし

という感じですね。

今回は2-3ということで、点の取り合いになりました。

それぞれみていきたいと思います。

2.富山の可変システムをどう守るか

前半16分、富山は可変システムを使いながらボールを動かし、攻撃に転じようとしますが、今治の仕掛けた網にひっかけ、カウンターからインディオがゴール。

右サイドはサイドバックが前線まで押し上げ、右サイドハーフが内側のハーフスペースをとります。

左サイドは左サイドバックがサイドレーンの高い位置にいて幅をとり、左サイドバックがハーフスペースに入り偽サイドバックのようにハーフスペースに位置する。

ボランチの一人は中心のへその位置にいて、もう一人のボランチが右サイドの2トップの脇のネックのところに落ちて3バックになる

今治は外ではなく、中へ誘導したことにより、仕掛けた網にボールを捉え、一気にカウンターへ

動画はこちら(YouTube映像は奪って、カウンターで押し上げた後なのでダゾーンでみてください)

次に富山のPKシーンになったシーンをみてみたいと思います。なぜ、対応できなかったのでしょうか。

3.背中をとる動き

39分、富山2点目となるPKになったシーンです。なぜ、相手を蹴ってしまい、PKになってしまったのか。

映像をみてポイントを整理してみたいと思います。

動画はこちら

ポイント
・DFはラインコントロールのためラインを揃えている
・林堂が競り勝つ
・今治DFボール中心に視野を確保している
・松岡が抜け出すが、DFの背中側から回って背後をとっている
・上原がクリアするとき突然現れた状態になる

つまり、背中から入るという動きにどうやらポイントがありそうですね。

なんで、マークをつけなかったんですか?という声が聞こえますね。

これはやはり、ラインコントロールでラインを止めていたことと、オフサイドギリギリだったことがマークを外れた要因だと感じます。

とはいえ、俯瞰してみておくことの重要かもしれませんね。

まとめ

今回は
【可変システムと守備網の仕掛け】
ということでみていきました。

内容は
1.かみ合わせ ⇒ 1-4-4-2ミラーゲームのポイントの整理
2.富山の可変システムをどう守るか ⇒ 守備網へ追い込む
3.背中をとる動き ⇒ 視野から消え、ラインコントロールを逆手に取る

6ポイントゲームとなった試合で順位が入れ替わる。

守備を大事にボールを奪った後の切り替えから数的優位を作り出すことやセットプレーがポイントとなるのがミラーゲームの特徴。

可変システムを使い変化を作るが、ボール保持者にプレスをかけ制限してしまえば、形勢逆転するというのもサッカー。

同サイドで相手を集結させ、サイドを変えるための中間ポジションであるハーフスペースをうまく活用することで、相手は飛び込めない状況になる。

逆にハーフスペースを使わせないために、コンパクトにすることで、守備網を張る。

急所をつくこと、その対策というようにスパイラルでサッカーは進んでいく

だからこそ、原理原則にたどり着くが、重要なのは相手より速く判断しプレーする事。判断していては遅い、反応でプレーしていくためには型を持っておき、どれを選択するかというものが重要になる。無理ならキャンセルというように。

残り3試合。

可能性は消えていないが、上位の結果待ちというのもドキドキものである。しかし、次節は藤枝との直接対決。

成績を自分たちでコントロールできる試合。

期待して観戦したいと思います。

【公式】ハイライト:カターレ富山vsFC今治 明治安田生命J3リーグ 第31節 2022/10/30
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