こんにちは。石本です。
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選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)
今日は愛媛FC vs AC長野パルセイロの試合をみていきたいと思います。
今回は
【セカンドボールの原則&後半の入り方】
ということでみていきたいと思います。
入場者数 2088人
フォーメーション 1-4-2-3-1(愛媛)1-3-3-1-3(長野)
試合結果 愛媛FC 2-2 AC長野パルセイロ
シュート数 愛媛FC 10-14 AC長野パルセイロ
得点者
27分 近藤 貴司(愛媛)
46分 三田 尚希(長野)
51分 佐藤 祐太(長野)
87分 吉田 眞紀人(愛媛)
1.噛み合わせ
まずは噛み合わせを見てみたいと思います。
愛媛は1-4-2-3-1で長野は1-3-1-3-3という布陣です。
・長野ウイングバックがいて5バックになる
・3バックから5バックになる
・中盤の数的不均衡
・3バックが積極的アプローチ
・前の3枚で4バックをプレッシング
・両チームCBがボールを持てる
というような感じですね。
5バックなら崩すのが難しいですねという声が聞こえてきそうですね。愛媛はどのように崩していったのでしょうか。
2.セカンドボール原則
愛媛は2得点しています。その両得点ともセカンドボールからの流れによる得点となりました。
1点目はサイド攻撃からのこぼれ球からでした。つまりセカンドボールからでしたね。
クリアボールを跳ね返したところを近藤がボールを止めると見せかけてステップコントロールによるダイレクトシュートが相手にあたり得点となりました。
そして2得点目はコーナーキックからニアでフリックしたボールがファーに流れ、そこの折り返しを吉田が復活ゴールを豪快に振り抜く。
セカンドボールを攻略するためにはどうやら何か原則的なものがありそうですね。
それを分析してみると
・相手の攻撃方向へポジショニング
・スペース確保
・マークを外す
・姿勢を作りパワーを持つ
といった原則になるかと思われます。
一方、長野もセカンドボールからの得点ではと思われる方もいると思います。
3.後半の入り方
長野のゴールを振り返ってみると、ここもまたセカンドボールがポイントとなっていますね。
後半開始早々の1点目はDFラインからのロングボールを前線のヘディングからのセカンドボールをサイドからライナークロス
続けて2点目は50分のシーン。クロスからのセカンドボールをクリアが上に上がったところをダイレクトボレーで得点へ
ここでもセカンドボールの原則がみれるような感じがしますね。
とはいえ、もう少し視点を変えてみることにします。
愛媛の失点は後半の入りからが多いような傾向にあります。
今回の長野と前回の八戸の後半の入り方を見ていると、開始前に少しスプリントを入れている映像が見れます。
愛媛はスプリントを入れているかもしれませんが、そこの映像が確認できていないので、ひょっとしたらそういうところに差が出ているのかもしれません。
後半、ピッチに入るときにスプリントを少し入れると後半のスプリント回数が増加するというデータを何かの雑誌か記事で見た記憶があります。
そんなに本数がなくてもいいと思いますが
①ピッチに入る前に10m程度
②エンジンの後に10m程度
くらいのようなイメージかと思います。後半開始の10分を意識してみてみると何か感じるものがあるかもしれません。
まとめ
今回は
【セカンドボールの原則&後半の入り方】
ということでみていきました。
内容は
1.噛み合わせ ⇒ プレッシングとブロックの対策がポイント
2.セカンドボール原則 ⇒ その現象を言語化
3.後半の入り方 ⇒ スプリント2本程度
時間帯に応じて、うまくいく時間帯、逆にうまくいかない時間帯があるとすれば、そこでなぜを繰り返してみると見えないものが見えてくるかもしれない。
それを隙や気持ちという言葉をより具体的な言葉で言語化してみる。さらに行動に変換してみる。
ポジティブな言葉や姿勢を見せる選手を起用することで、なぜよくなるのか。
前向きな気持になり、スプリントスピードが上がる。ゴールへ向かう意識が高まることでポジショニングが変わる、マークの外し方が変わる、事前に選手同士の目線を合わす回数が増えるなど、行動、数値化することで、より見えないものが見えてくる。
そんな観戦の楽しみ方もあるだろう。
次節 10月16日(日)14:00 第29節 ギラヴァンツ北九州 ニンスタ
そのあたりをぜひ、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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