こんにちは。石本です。
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選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)
今日はテゲバジャーロ宮崎 vs FC今治の試合をみていきたいと思います。
今回は
【1-4-1-2-3同士はミラーゲームになるのか】
ということでみていきたいと思います。
結論 ミラーゲームにはならず隙ができる
入場者数 1155人
フォーメーション 1-4-1-2-3(宮崎)1-4-1-2-3(今治)
試合結果 テゲバジャーロ宮崎 2-3 FC今治
シュート数 テゲバジャーロ宮崎 7-14 FC今治
得点者
13分 インディオ(今治)
22分 奥田 雄大(宮崎)
39分 千葉 寛汰(今治)
49分 千葉 寛汰(今治)
68分 岡田 優希(宮崎)
1.噛み合わせ
まずは噛み合わせをみてみたい
・CBとCFのところで数的不均衡ができること
・アンカーが浮いてくること
・アンカー脇にスペースがあること
中盤のハードワークがポイントになりますね。
では今治はどのようにマークを外しいったのでしょうか。
2.アンカー脇をウイングが使う
前半37分に今治が宮崎の急所であるアンカー脇をつかったシーンです。
インディオが幅をとるためにサイドレーンには位置せず、アンカー脇に落ちてボールを受けます。
宮崎のDFラインの選手がついていくのか、アンカーがマークをとるのか、左ウイングの選手が背中でパスラインを消すのか、迷うシーンですね。
トランジション(切り替え)が起こった後なので、ここの素早いポジショニングは肝になるのではないかと思います。
このように守備がセットした状態ではなく、トランジションが起こったときに素早く配置を取ることで先手を打てますね。
千葉選手コメント
[4-3-3]になって、よりゴールにフォーカスしてプレーができるようになったし、中盤の選手との距離感もよく、自分としては、やりやすいなと感じているので、よりゴールに近づくことにつながってるのかなと思う。
相手のCBをピン止めし、インディオをフリーで前を向かせて背後をとることができたのは素晴らしかったですね。
一方、宮崎の策はどのようなものだったのでしょうか。
3.ポケット攻略からの差し込みクロスができたのはなぜか
結論を先にいうと、ローテーションで相手を釣り出すことで先手を取るということです。
後半68分のシーン、宮崎サイドバックが上がりインサイドハーフが落ちてくることで、中川と上原のマークを困らせる。
アンカー徳永がサイドバックが上がったスペースにローテーションすることで、三門が釣り出される。
そこからサイドバックにパスを配球することで、上原が釣り出される。
その背後の空いたポケットに宮崎の西田が走り込み、CBが釣り出される。慌てて、楠美がカバーに行くが時すでに遅しで、折り返されたボールをクリアできず、ファー詰めが決まる。
ビルドアップからのローテーションで守備をカオス状態にさせ、ポケットを攻略したのは見事。
まとめ
今回は
【1-4-1-2-3同士はミラーゲームになるのか】
ということでみていきました。
結論 ミラーゲームにはならず隙ができる
内容は
1.噛み合わせ ⇒ アンカーとアンカー脇が急所になる
2.アンカー脇をウイングが使う ⇒ 千葉のCBピン止めでインディオが前向きにプレー
3.ポケット攻略からの差し込みクロスができたのはなぜか ⇒ ローテーションで相手を釣り出す。
ミラーゲームにならず、隙ができる噛み合わせ。そこをどう対策したのでしょうか。
山田選手コメント
三門(雄大)さんと楠美(圭史)と僕とで、その場の状況に応じて形を変えていいと監督からも言われていた。前線からプレッシャーを掛けたいという思惑もあり、前半の立ち上がりはハマって良い形で先制できたが、そこから失点までの流れや相手のやり方を見て、ダブルボランチにしたり、形を自分たちで変えてうまくいったかなとは思う。(後半は)前線から圧力を掛けたいというのがあって、相手も立ち上がりは多分、ロングボールを蹴ってくるであろうという予測で、だったらダブルボランチでセカンドボールを回収できるほうが主導権をとれるのかなと思ってああいう形に自分たちでした。
つまり、守備可変を行い、相手の嫌がる配置である1-4-2-3-1にしたりすることで、スペースを与えないようにしたということですね。
それに対して、宮崎もローテーションを使い、うまくマークの受け渡しをずらして対策してきましたね。
とりあえず、勝ち点3を積めたことが重要なので、次節も期待したいと思います。
次節第27節 10月2日13時キックオフ vs ガイナーレ鳥取 会場:ありがとうサービス・夢スタジアム
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