こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
四国ダービーの讃岐対愛媛。四国でサッカーを盛り上げたい。うどんを食べて、愛媛が勝つ。という感じで香川にうどんツアー。試合前にうどん、試合観戦、試合後にまたうどん。いくらでも食べれる不思議。という楽しみも込めて。
今日はカマタマーレ讃岐 vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。
今回は
【15分6セット分析】
ということでみていきたいと思います。
入場者数 2688人
フォーメーション 1-3-1-4-2(讃岐)1-4-2-3-1(愛媛)
試合結果 カマタマーレ讃岐 0-2 愛媛FC
シュート数 カマタマーレ讃岐 14-14 愛媛FC
1.噛み合わせ
まずは噛み合わせをみていきたいと思います。
讃岐は3バックからの5バックで1-3-1-4-2、愛媛は1-4-2-3-1ですね。
讃岐は前に強くプレッシングをかける場合はスライドし、4-4-2のような形になり、ディフェンシブゾーンでバスを止めるときは5バックで対応するシステムですね。
相手のサイドバックに対して、インサイドハーフが出るのか、WBが出るのかでスイッチが決まるのではないでしょうか。
一方愛媛は好調の4バックで、アシンメトリーの形でウイングの小原とハーフスペースから組み立て、背後へのアクションする近藤の形。それぞれに合わせたSBの特徴でバランサーの前野とオーバーラップ、インナーラップで攻め上がる三原と近藤のユニット。
FWに前でおさめたり、背後のアクションを行う松田と、バイタルエリアをフリーマン化する佐々木。
どのようなゲーム展開になったでしょうか。
2.15分✕6セットを考察、カウンター炸裂の前半
前半45分を15分✕3セットと後半3セットで15分✕6セットに別けてみるとわかりやすい。
最初の15分はリスクの少ないシンプルなプレーが多く、ロングボールやクリアなどからのセカンドボール広い合戦になりやすい。ここでは愛媛が若干ポゼッションが上回っています。
次の15分から30分は両チームとも少しボールを落ち着かせ、ボールを動かし、それぞれのビルドアップの特徴が出やすい時間帯。ここでは讃岐が7割のポゼッションを行い、3バックの特徴をいかした感じですね。しかし、そのポゼッションからボール奪取した愛媛が素早いカウンターから松田の得点を演出。讃岐の3バックのウィークポイントを突くことができました。
そして前半ラスト30分から45分。ここはそれぞれの攻撃に対して、または守備に対して対策を講じる時間帯。ポゼッションは愛媛6割ほど保持し、シュート数は讃岐が4本、愛媛3本という時間帯となりました。さらに愛媛はボール奪取からのカウンターを炸裂
そしてハーフタイムでそれぞれの対策を練る
【#明治安田生命J3リーグ 第17節 #カマタマーレ讃岐】
— 愛媛FC (@ehime_fc) July 17, 2022
🍊ハーフタイムコメント🍊
・相手DFの状況をみて、裏なのかバイタルなのか攻めどころを判断しよう
・守備の時はもっと全体をコンパクトに意識しよう
・追加点取りに行こう#ehimefc #WinningTogether
🏆 明治安田生命J3リーグ 第17節
— カマタマーレ讃岐🔜7/30🆚長野🔥夏の10000人プロジェクト! (@kamatama_kouhou) July 17, 2022
🆚 #愛媛FC
⏰前半終了
⚽️0-1
ハーフタイムコメント
・攻めている時のリスク管理を徹底しよう
・逆転して勝利を見せよう
【前半スタッツ】
讃岐-愛媛
7シュート5
1オフサイド1
1CK1#カマタマーレ讃岐
7/30長野戦前売券発売中https://t.co/PCUQYCPnjK pic.twitter.com/rPoeESJhBH
様子見から、それぞれの特徴を出し、その対策を講じる前半。
後半はどうなったでしょうか。
3.対策の対策の後半。5バックに対し松田狙い。
それでは後半をみてみたいと思います。
後半最初の15分。ここは前半の対策をそれぞれ出していく時間帯ですね。愛媛は相手の隙を突いていくこと。隙を作らないこと。讃岐は攻撃を継続しつつ、リスクマネジメントを徹底しようということで始まりました。
そのリスクマネジメントを逆手に愛媛のビルドアップから矢田のノーモーションスルーパスから完璧な崩し。惜しくも外れましたが、完璧でした。
次の60分から75分。ここからは高強度のトランジション合戦が始まります。そして選手交代も頻繁に行われ、体力的な面や同じ位のパフォーマンスの選手などが入ってくることが多い。
そしてトランジション合戦から奪いにいくのか、バランスを取るのかという讃岐のポジションニングを逆手に取った松田のポジションへ小原のピンポイントクロスからゴールが生まれる。
最後の15分はさらに高強度の時間帯でトランジション合戦は続く。交代は点を取りに行くためのジョーカーが出てきたり、守り固めの選手、アクシデントのため交代など持っているカードをいつ出すかという采配の駆け引きの時間帯でもある。
最後は讃岐が7割のポゼッションからシュート数も5本という猛攻。プレッシング強度を高めたり、守り固めし、カウンター狙いのための選手交代からそのまま2-0で愛媛の勝利。
まとめ
今回は
【15分6セット分析】
ということでみていきました。
内容は
1.噛み合わせ ⇒ 噛み合わないところがポイント
2.15分✕6セットを考察、カウンター炸裂の前半 ⇒ ポゼッション率を逆手にとる
3.対策の対策の後半。5バックに対し松田狙い。 ⇒ 人数がいても勝てるポイントがある
四国ダービーをクリーンシートで気持ちよく勝利。
チーム全体で松田を起点してそれぞれが空いたスペースをうまくユニットで利用している。センターバックのピン止めがライン間を作り出し、優位にプレーできている感もある。
(石丸監督コメント)
相手のリスクマネージメントの甘さからカウンターで得点を奪えたことでゲームを楽に運べた印象はあります。その中でも相手はサイドチェンジや2トップのパワーを生かしながら嫌な攻撃をしてきて、危ない場面も何個かありました。でもそこは相手のクオリティの問題や自分たちが体を張るなどして耐えることはできました。
攻撃のところでは相手がクロスへの対応がかなり甘いと見えていたので、そこは狙い通りやれていたし、そこからゴールも取れた。後半頭のところで(松田)力が決めていたらもっと楽になっていたかなとは思いました。2点目の場面も狙い通り。ゾーンで守っている形が多く見られていたので、そこの背中を取る狙いはありました。ただ、もう少しゴールを取れるときに取るということはチームとしての課題なので、自分たちでコントロールしながらゲームを運んでいければもっと楽にやれたという印象はあります。
うまく相手のウィークポイントをつけたいいゲームでしたね。クロスの対応が甘く、松田の得点が光ったいい攻撃でしたね。
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