こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
なんとしても勝ち点3を持って帰りたいとする今治。6ポイントゲームとなる順位の試合。お互いにどのようなゲームプランで挑むのか。勝ちにいくのか、失点しないように固く進めながら、チャンスを狙う。
今日は長野パルセイロ vs FC今治の試合をみていきたいと思います。
今日は
【クロスの守備の原則の逆を狙う】
ということでいきたいと思います。
入場者数 2272人
フォーメーション 1-4-2-3-1(長野)1-4-4-2(今治)
試合結果 長野パルセイロ 1-1 FC今治
得点者
42分 中川 風希(今治)
64分 池ヶ谷 颯斗(長野)
1.噛み合わせ
まずは両チームのフォーメーションの噛み合わせはどのような感じでしょうか。噛み合わせをみてみたいと思います。
長野は1-4-2-3-1で2トップが縦関係。今治は1-4-4-2で2トップが横並びのミラーゲームといった形。
そこを突破するにはミラーをずらして、数的優位をつくるか、相手をサイドに寄せて、素早いサイドチェンジから数的優位を作り出すか、コントロールやドリブル突破なので、個人で打開し数的優位を作っていくかということになります。
両チームとも、強固な守備で対応し、数的優位を作り出すことは中々困難で、個人の打開によってしかけていくというような場面が目立ちました。
どのような形から得点が生まれたのでしょうか。
2.拮抗したときに重要なセットプレー
さて、どのような形から得点が生まれたのか。それは両チームともコーナーキックという形でした。
42分の中川の得点はクロスの守備の原則をやらせないというフィニッシュ。
・ボールを相手を同一視
・背後を取られない
・先にさわる
・体を当て、自由にプレーさせない
・相手が入ってくるポイントを先に埋める
というものがあります。
逆に言えば、攻撃側はその逆を行えばいいということになります。
・相手にボールとマークを同一視させない
・背後を取る
・先にさわる
・体を当てられず、自由にプレーする
・入るポイントに先に入る
ここのところで、クロスの軌道と相手の間に自分の体を入れ、先に触るということで中川はゴールを奪うことに成功。見事なヘディングシュートでしたね。
長野も負けずに得点を狙いにきました。どのように狙いをかけてきたのでしょうか。
3.サイド攻撃の数的優位とセカンドボールから背後を取る
それはミラーゲームに対して、クロスからの数的優位とセットプレーでした。
サイドバックのサイド攻撃の押し上げは現在のトレンドでもあります。
右サイドバックの船橋はインナーラップ、逆サイドバックの水谷まで攻め上がりクロスからの数的優位をつくる
運動量とリスクマネジメントが必要ですが、ここで決めきることが最大のリスクマネジメントとなります。
得点となったコーナーではセカンドボールへの対応が焦点となりました。ここには来ないと思うのか、ここに来たらと思うのかで準備の仕方が変わりますね。
まとめ
今日は
【クロスの守備の原則の逆を狙う】
ということでみていきました。
内容は
1.噛み合わせ ⇒ 2トップの縦か横かのミラーゲーム
2.拮抗したときに重要なセットプレー ⇒ 原則の逆をいく
3.サイド攻撃の数的優位とセカンドボールから背後を取る ⇒ 両サイドバックの攻め上がり
ミラーゲームとなった試合での決定となったのが、両コーナーキックとなった。
それぞれの隙をつく、つかれるというところが得点、失点のなり、「勝負の神様は細部に宿る」という試合となりました。
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