こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日はザスパクサツ群馬 vs 愛媛FC の試合をみていきたいと思います。オリンピック中断期間も終え、それぞれのチームはどのようにアップデートしたのか。
群馬は大武峻、愛媛は栗山直樹と高木利弥を補強し、失点対策及びセットプレー対策につなげたい。
フォーメーションはそのまま4-4-2の群馬と対策をうってきた愛媛は3-5-2。守備バランス重視の群馬に対して、攻撃時は3バックでビルドアップ、守備時は5バックまでプランにいれた愛媛ということだろう。
今日は
【Jリーグ中断、再開後の守備の仕方】
ということでみていきたいと思います。
入場者数 1445人
フォーメーション 1-4-4-2(群馬) 1-3-5-2(愛媛)
試合結果 ザスパクサツ群馬 0-0 愛媛FC
1.愛媛のプレッシング
いよいよオリンピック中断からの再開。どのような変化が見られたか。
基本的にはミドルゾーンからのプレッシング。ミドルゾーンとは、ピッチを横に三等分した真ん中のゾーン。
群馬の2センターバックがボールを持ち、2トップの石井と藤本が規制をかける。2人の間でボランチが顔出した場合は、ボランチに出されないようにセンターバックに対しては無理に取りにいかずに、スペースがなくすように少しずつ規制をかける。
フォーメーションのかみあわせを確認したい。
群馬はいつもどおり1-4-4-2で対応。監督が交代しても同じフォーメーションを継続する。一方、対する愛媛は1-3-5-2と3バックで対抗。ビルドアップ時と守備時でウイングバックの上下で5バックの対応など変更が容易になっています。
さて、愛媛のボールの奪いどころはどこか。
2.ボールの奪いどころ
次にボールの奪いどころについてみていきたいと思います。
FWの2トップの石井と藤本が規制をかけサイドに誘導し、群馬サイドバックに対してはウイングバックが出るのか、インサイドハーフがでるのか、ここの秩序が重要になってくる。
どちらが出てもチャレンジ&カバーができれば問題ない。では何が問題か。
愛媛の配置はインサイドハーフとウイングバックと横並びに配置していることに対して、群馬のサイドバックとサイドハーフは縦関係にある点である。
ここでなるべくバランスを崩したくない愛媛の秩序を考えるとポイントは2つ
②サイドハーフが中に入った時
だろう。
プレスがかかった後の群馬の配置移動に関してはパスコースを切りながら、可能な限り距離を縮めることで対応。
【サイドハーフが外側に配置した場合】
ポイントは
サイドハーフに対してはウイングバックがついていく
ボランチに対してはFWとアンカーと逆インサイドハーフが圧縮
群馬FWへのパスコースに対してはアンカーとインサイドハーフがカバーシャドウ
【サイドハーフが内側に配置した場合】
群馬サイドハーフが
ポイントは
インサイドハーフはカバーシャドウ(パスコース封鎖)しながらポジションをとる
ボランチに対してはFWとアンカーと逆インサイドハーフが圧縮
群馬FWへのパスコースに対してはアンカーとインサイドハーフがカバーシャドウ
プレッシングに対しては、中を固めて、サイドに対しては上記のような秩序でプレッシング。奪いどころとしたら、FW規制がかかりその後、チームのスイッチが入り、サイドか中でボール奪取。
さらに押し込まれた場合の守備ブロックは1-5-3-2という形でゴール前を固める。
シンプルにウイングバックが下がり5バック化するので分かりやすい。
ゴール前を固めることで相手がプレーするスペースと時間を奪うことができる。
それでも群馬は対応してくる。どのように対応してきたのか。
3.群馬の攻撃の対応
次に群馬の攻撃の対応についてみていきたいと思います。
①戦術大前
守備ブロックを敷くメリットは相手からスペースと時間を奪うこと。ただ、それは相手選手がスペースと時間を奪われていると感じた場合である。守備側がスペースと時間を奪っていると思っていても、技術のある選手はそれを感じない。群馬の大前はまさにそれだろう。大前にとってはスペースも時間も奪われていないのだろう。
次の対策としては
②レーン移動
選手がレーン移動して数的優位をつくる場面。右から16番の久保田が左サイドにサポートに入ってくる。このレーン移動に愛媛守備対応が遅れて、クロスをあげることができた。
③縦抜けによるブロック崩し
中盤の選手がインサイドハーフやアンカーをつれて縦抜けに成功した場合、ゴール前のバイタルエリアが空いてくる。
ここに対してシュートブロックが遅れるとシュートを放たれてしまう。2トップを前線に残して攻撃につなげるということはバイタルエリアを薄くなるというリスクもあること。
そこはリスク負ってのチャレンジとなるため、より対策が必要となってくる。
ゴール前の固められた中で、リバウンドや折り返しなどは自分のマークを見失うことが多い。そういうところをついて愛媛は先制点を奪うことができた。
まとめ
今日は
【Jリーグ中断、再開後の守備の仕方】
ということでみていきました。
内容は
1.愛媛のプレッシング → かみ合わせによっての秩序がある
2.ボールの奪いどころ → 規制がかかった後のボールサイドか中か。
3.群馬の攻撃の対応 → スペースと時間を奪われない戦術大前
こうみると群馬のチャンスになっているところに大前ありということがよくわかる。スペースと時間を奪ったつもりでも、奪えていないということなのだろう。
愛媛も新加入選手も加わり、プレッシングからの球際の強さ、個の質という部分でアップデートされた感が表れていた。
守備がよくなってきたこともあり、守備から攻撃に転じたところから得点の臭いもしてきたので、そこが決まってくると勝ち点3がみえてくる。
實好監督コメント
クリ(栗山 直樹)はコーチングのところ、いろんなところでしゃべりながらチームを引き締める。組織を作るところ、気合いを入れるところなどをチームに発信してくれるので助かっている。それで最終ライン3人の意識もすごく高くなっているので引き締まったところがあった。
次の北九州戦に期待したい。
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