こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は愛媛FC vs ジュビロ磐田の試合をみていきたいと思います。今回は天候が雨天ということで、ピッチには水たまりがあり、通常のサッカーができる状態ではありませんでしたね。好調磐田に対して、上位チームとの連戦中の愛媛。ルキアンをどう抑えるか。愛媛は唐山をどう活かすか。
今回は
【雨天時（雨の日）の戦い方】
ということでみていきたいと思います。
入場者数 1289人
フォーメーション 1-4-3-3（愛媛）1-3-4-2-1（磐田）
試合結果 愛媛FC ０－０ ジュビロ磐田
１．ピッチの状況
雨の日のピッチの状況はとにかく水たまりができるということ。それはどういうことなのか。
・パスがつながらない
・スパイクがすべってしまう
・雨で視野が奪われる
・髪型が崩れる
・ユニフォームが重くなる
・体温を奪われる
・ミスが失点につながる可能性がある
・球際のディエルが増加する
・ファウルの見極めが難しくなる可能性がある
というような状況でしょうか。
こういうゲームの場合どのようなゲームプランを立てるべきでしょうか。
みていきたいと思います。
２．守備
まずは守備についてみていきたいと思います。何度か危ない場面がありましたが、ピッチの状況から相手のミスがあったり、体を張った守備などがみられましたね。
プランとしては
ボールホルダーに関しては、自由に蹴らさない
競り合いに強い選手を起用
クロスに対してはシンプルに大きく弾く
背後にボールを蹴られたらバックパスはボールが止まるリスクがあるためシンプルにクリア
最後は体を張ってブロック
ボールを奪うというより、ゴールをやられないということが第一
すばらしい身体を張った守備
３．攻守の切り替え
攻守の切り替えはどのような感じでしょうか。
守備から攻撃はできるだけ、リスクを負わずに攻撃につなげたい。
攻撃から守備は再度ボールを拾い2次攻撃につなげたい
ピッチが水含みのため、GK前でバウンドするのシュートは効果的ですね。
４．攻撃
攻撃に関しては、基本的にはカウンターを受けるリスクを考えるとクロスからの攻撃になり、さらにはパワープレーのような折り返しのパターンからのフィニッシュも狙いたい。
このような水たまりがある状態ではボールを浮かすリフティングや、スプーンキックなどが有効ですね。
ジュビロの大森のスプーンキックは見事でした。完全に重心の逆をつかれましたね。
スプーンキックって何？
ということで、スプーンキックの簡単に解説を作ってみました。駆け引きの中でのテクニックの発揮というところですね。
５．セットプレー
セットプレーは雨の日では得点率の高いプレーの一つです。今回のセットプレーの一つのコーナーキックは興味深かったですね。コーナーキックに2人立たせていました。
コーナーに2人立たせることで、どのような意図があるのでしょうか。
・ドリブルで入ってシュートも選択肢にいれる
・守備者を2人引き出すことで中の人数を減らす
まとめ
今回は
【雨天時（雨の日）の戦い方】
ということでみていきました。
内容は
１．ピッチの状況 → 水たまりがあり、通常のプレーはできない
２．守備 → ボールを奪うより、ゴールをやられない
３．攻守の切り替え → 守備はリスクをなるべく負わない、攻撃時はリスクマネジメントの徹底
４．攻撃 → パワープレーのようなクロスからの折り返しなどが有効
５．セットプレー → 得点率が高い、相手を困らせる工夫が必要
（實好監督コメント）
体を張って、一歩早く、数センチ、少しでも反応を早くしようということをイメージしてやっている。そこのところはすごく出せていた。たくさんシュートは打たれたけど、よく耐えながらプレーできていた。
ピッチではシンプルにやっていくことが一番優先された。
（藤本）佳希と（吉田）眞紀人を入れて、パワフルさも出していこうとした。意図したプレーもしっかり出せたところがあった。
まさに雨の日のサッカーのゲームプランの徹底がみられますね。
（鈴木監督コメント）
グラウンドコンディションも含めて非常に難しい状況の中、集中して徹底したサッカーができたのかなと思います。後半はボールを動かしてサイド、あるいは中央からミドル（シュート）と、いろんな攻撃を仕掛けられたことは良かったが、得点に結びつけられなかったことが課題。
隙を作らない、集中して雨の日のサッカーの徹底ということからもゲームプランがうかがえる。
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