こんにちは。石本です。
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選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)
今日はカマタマーレ讃岐 vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。
今回は
【躍進中の四国のチームには何が起きているのか】
ということでみてみたいと思います。
結論 やることを絞り、徹底し、少しのスパイスで変化を起こす
入場者数 2982人
フォーメーション 1-4-4-2(讃岐)1-4-2-3-1(愛媛)
試合結果 カマタマーレ讃岐 0-0 愛媛FC
シュート数 カマタマーレ讃岐 9-8 愛媛FC
1.噛み合わせ
まずは噛み合わせをみてみたいと思います。
2トップが縦関係と横関係になっていますが、基本的にはミラーゲームとなります。
2.愛媛アシンメトリー可変から両翼を活かす
非常にタイトな守備をする讃岐に対して、ずれをつくりたい愛媛。
相手をみながら、サイドの攻略を目指す。
佐藤が中に入り、三原がオーバーラップするパターンと佐藤がサイドレーンを使い、三原がインナーラップをするパターンを相手を見ながら、使い分ける。
それに対して、讃岐も対策をする。サイドハーフがマンツーマンで下がり、5バックへ。
惜しくも得点にならなかったが、今回は右サイドの佐藤からインスイングのクロスからゴールチャンスを演出した。
3.讃岐、徹底した守備意識からフィニッシュまで
徹底した守備意識を持つ讃岐。いつも下位争いをしていた印象が強いが今年は違う。原点回帰の守備とセットプレーに合わせて、精度にこだわる攻撃の質も積み上げている感がある。
ボール保持者に対して、触れる距離まで寄せる1stDFと+1する守備。
後半54分、ボール奪取からフィニッシュまでいくが、今シーズン初先発のGK辻に阻まれる。
後半65分のシーン。GKがキャッチ後のディストリビューション(配球)から切り替えが起こり、フィニッシュまでいったシーン。
このシーンもGK辻と時間をかけさせた守備によって得点とはならなかった。
まとめ
今回は
【躍進中の四国のチームには何が起きているのか】
ということでみてみたいと思います。
結論 やることを絞り、徹底し、少しのスパイスで変化を起こす
内容は
1.噛み合わせ ⇒ 2トップが縦関係か横関係
2.愛媛アシンメトリー可変から両翼を活かす ⇒ 狙いは松田、そこから相手はどうでるか。
3.讃岐、徹底した守備意識からフィニッシュまで ⇒ 守備とセットプレー+ラストパスの質
今年の四国のJ3は違う。順位表をみてもうなずける。勝ち点を積むなら守備から。会場に足を運んでもらうなら攻撃から。よく聞かれる言葉だ。
誰しも攻撃的に、魅力的なサッカーをしたい。だが、現実はそうはいかない。
そこで思い出すのが、「マネーボール」という映画だ。資金が他の球団より少ないチームがどうやって勝つか。選手のデータを元に、やるべきこと、やらないことを絞り、勝率を上げていくというもの。
まさに戦略という言葉がふさわしい。
なぜ、アシンメトリーなのか、なぜ両翼からのクロスを松田なのか。
なぜ、徹底した+1守備とセットプレーとラストパスの精度なのか。
より現実的に、より魅力的に。
その裏には緻密な計算された戦略が隠されている。
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