こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は福島ユナイテッドFC vs FC今治の試合をみていきたいと思います。
今回は
【それぞれの強みをいかした得点】
ということで見ていきたいと思います。
入場者数 762人
フォーメーション 1-3-4-2-1(福島)1-4-4-2(今治)
試合結果 福島ユナイテッドFC 1-1 FC今治
シュート数 福島12-今治11
得点者
21分 高橋 潤哉(福島)
45分+2 照山 颯人(今治)
1.噛み合わせ
まずは、噛み合わせをみてみたい。
福島は1-3-4-2-1の3バック、今治は1-4-4-2ということで、CBとFWはCBが数的優位。福島のインサイドハーフが今治のマークが困る位置にいるという状況。
このフォーメーションの違いからどのような方策が生まれたのでしょうか。
2.CBをピン止めする1トップ
今治の2CBの間に1トップの高橋が位置することで、どちらCBがマークするか困る。そこにいることで、福島のインサイドハーフのポジションがフリーになる。
インサイドハーフにCBがマークにいってしまえば、1トップとCBは1vs1となり、非常に危険な形になる。
この1トップの選手の特徴としては、ボールキープ力のある強い選手だったり、1本のパスで背後を取れるスプリント力がある選手だったりする。
前半20分のシーン。福島のインサイドハーフとウイングバックがボランチのぼーる保持者に対し同時にサポートに入り、近藤と一瞬2vs1の状況ができる。
守備の原則で中をケアすることで、福島のウイングバックが空いてくる。オープンでボールをコントロールできたウイングバックから一瞬のスプリントで高橋がCBの背後を取る。
そしてここで相手を抑える腕の強さ、腰を入れ倒れない強さが見れる。相手からボールを保持するための、その強さ1トップには必要。
取られたら取り返すと今治も奮闘する。
3.GKの視野を奪うFK
今治の強みはFKにもある。
前半45分左サイドでFKの機会を得ると、壁の前に2人立つ。ルール上、壁から1m離れなければいけないので、1m前に位置する。
位置することで、GKボールを蹴る瞬間が見なくなるという方策。キッカーの上原が最初のアクションを起こし、ファーサイドには安藤がいるため、ゴールを狙うのか、中にパスにするのか迷わせる。
キックと見せかけ、中にボールを少し動かし、それを照山がゴール左サイドに流し込む。ボールに対して、福島の壁がプレスにいったことでGKの視野を奪い、股の間を抜けたように見えるので、GKからすれば反応が難しいシュートになったのではないかと考えられる。
複数の選択肢を持ついいアイディアのFKでしたね。
まとめ
今回は
【それぞれの強みをいかした得点】
ということで見ていきました。
内容は
1.噛み合わせ ⇒ 相手が困る位置、それを消す
2.CBをピン止めする1トップ ⇒ 一瞬のスプリントと強さ
3.GKの視野を奪うFK ⇒ GKは反応が困難
6ポイントゲームとなる順位が近い試合。昇格には連勝が必要。しかし、中々連勝させてもらえない厳しさ。新加入のフィリップとの連携とも時間が必要。
次節、YS横浜をホームで勝利し、連勝に向けて勢いをつけたい。
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