J3 第３節　ガイナーレ鳥取　vs　FC今治　【モビリティーの原則と守備から攻撃の一体】

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日はガイナーレ鳥取　vs　FC今治の試合をみていきたいと思います。

今回は
【モビリティーの原則と守備から攻撃の一体】
ということでみていきたいと思います。

入場者数　2101人

フォーメーション　1-4-4-2（鳥取）1-4-1-2-3（今治）

試合結果　ガイナーレ鳥取　1-1　FC今治

得点者
30分　大久保　優（鳥取）
59分　中川　風希（今治）

１．噛み合わせ

フォーメーションを見てみると、鳥取は1-4-4-2布陣、今治は1-4-1-2-3布陣。その噛み合わせをみてみたい。

どこに優位性があるかみてみたいと思います。

中盤で今治はインサイドハーフ、アンカーとの３人、鳥取はダブルボランチの２人で人数が今治の方が多い分、ボールの循環がしやすいが、鳥取のセンターバック２人に対して、今治はセンターフォワード１人と最後のゴール前のところは鳥取の人数の方が優位性があります。

ボールを動かしやすい今治とゴール前を固めやすい鳥取といった噛み合わせですね。今治の２センターバックに対して、鳥取は２トップで規制をかけるため、そこで奪うことができたらチャンスになりますね。

２．相手のバランスを崩すモビリティーの原則

後半５９分今治は同点ゴールをあげ、追いつくことができた。強固の守備をモビリティーの原則により崩そうと試みる。

これらの原則を踏まえて動くこと

シュートを放った後も、リバウンドにインディオ、近藤がつめており、２次攻撃にも備えている。

とてもいい連携からのゴールでしたね。

動画はこちら

３．守備から攻撃の一体

次は鳥取のゴールシーン

大久保選手コメント
守備をしているときから奪ったときのことはイメージしていて、ジョンソンさん（金 鍾成監督）も言っていますが、奪ったあとの１本目のパスが重要で、前に入れてもらうことをイメージしていました。ターンしてシュートだけを考えていたので、打ったら入りました。

今治の縦パスが入った後、サポートよりも鳥取の囲い込みの方が速く、結果的に大久保選手の元へボールが届く。

ボール循環のために適当なポジションに広がっている今治にはスペースが空いており、そこで迷わず振り抜き決める。

動画はこちら

まとめ

今回は
【モビリティーの原則と守備から攻撃の一体】
ということでみていきました。

内容は
１．噛み合わせ　→　中盤の優位性とゴール前の優位性
２．相手のバランスを崩すモビリティーの原則　→　ユニットで動く、フィニッシュテクニック
３．守備から攻撃の一体　→　守備からフィニッシュまでのデザイン

　【ＦＣ今治・橋川監督】　
鳥取の勢いにのみ込まれないように注意していた。立ち上がりからうまくいき過ぎたことで、私も選手も甘さが出てしまった。後半のようながむしゃらさが最初から必要だった。

うまくいっているときこそ、隙を作らないことが大事だということですね。勝負の神様は細部に宿るということが出た試合でした。

ボールを回し、最後の崩し、フィニッシュの精度、強度がポイントでしたね。橋川監督はがむしゃらさという言葉で表現しましたが、100％出し切ること、隙をつくらないように常に細部にこだわることが優勝を目指す上では重要ですね。

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