こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日はFC今治 vs いわてグルージャ盛岡の試合をみていきたいと思います。結果的に昇格争いに入り込むいわてがウノゼロ(1-0)で勝利となりましたが、この試合を持って今治の地に訪れてもらった布監督が最後の試合となりました。
ということで今回は
【布監督のサッカーとは何か】
ということで振り返りたいと思います。
入場者数 1650人
フォーメーション 1-4-4-2(今治) 1-3-4-2-1 (いわて)
試合結果 FC今治 0-1 いわてグルージャ盛岡
得点者
82分 色摩 雄貴
1.ターゲットマン設置
布監督と言えば、早めに前線にパスを供給するサッカーでした。そのためにはターゲットとなるFWが必要で、その役をバルデマールやFW起用された安藤が担うことになりました。合わせて、そのトップ下に司令塔と言われるテクニックがあり、パスを出せるレジスタが合わせてセットされ、ターゲットからのレイオフ(落としパス)やセカンドボール、相手の守備のライン間で受けることのできる選手を設置。
しかし、この狙いもうまく相手に対策され、ターゲットにボールが入る際は、中盤の選手とはさみこんだり、3バックで対応したりとボールが入っても中々次に進めることが出来なかったようです。
ただ、中が締められたら外が空くというのはサッカーのセオリーで布サッカーから増えてきたのが、背後へのアクションとスルーパスということで次にみていきたいと思います。
2.背後へのアクションとスルーパス
布監督になって明らかに増えたと感じたのは背後へのスルーパス。スペースへ走り込み、そのスペースへパスを供給するスルーパス。サイドの深いところへ侵入することができる場面も増えてきました。
ただ、サイドのスルーパスということはそのテンポでダイレクトでクロスを上げようとしたときに中の選手もいっしょにスプリントしなければいけないので、そのスプリントすることがバルデマール、安藤など1枚の選手+もう一人入るか入らないかということで走力を短期間で上げることが非常に難しかったのではないかと見受けられます。
合わせて、サイド攻撃となるとサイドでの対人プレーが頻繁に増えるようになり、ここで打開することができれば非常にチャンスにはなりますが、サイドを個で崩した場面はあまりみることができなかったのが得点につながらなかったのではと考えられます。ここもサイドハーフが中に入り、サイドバックがサイドを駆け上がるシステムのように見えたので、サイドバックの運動量と個で打開できる突破力が必要になってきます。
ただ、ビルドアップで相手を引き出し、相手の後ろの人数を減らしてからの攻撃であれば、崩しがもう少し変化したかもしれません。ビルドアップに関してはどちらかというとリスクをあまり背負わず、早めにターゲットに入れ、セカンドボール狙いというのが見えました。
そして何よりも現代サッカーにおいて脅威になったのが、5バックというシステム。次に5バックというシステムについてみていきたいと面ます。
3.どう5バックを崩すか
布監督になって対戦した相手はほぼほぼ3バックで最終的には5バックになります。これはどのようなことを示すのでしょうか。今回のいわても5バックですね。
ターゲットに対しては3バックとダブルボランチでの挟み込み。サイド攻撃に関しては両ウイングバックが下がり5バック化となって対策されます。つまり布サッカーのターゲット&サイド攻撃が見事に対策され、歯車が回らない状況になってしまったという状況でした。
最後のしかけはロングスローからの事故を起こす戦術ですね。ここに関しては完全に事故を起こすことが目的なので、うまくいったときは得点のにおいもしましたが、対策された後の対策にどう対策するかというところが見えた試合でした。
逆に、今回は後半80分のいわてのブレンネルのディエルの勝利から折り返しを決めるというスローインからのすばらしいゴールが決まりウノゼロとなりました。
まとめ
今回は
【布監督のサッカーとは何か】
ということで振り返っていきました。
内容は
1.ターゲットマン設置 ⇒ 高くて強いFWとテクニカルな選手の組み合わせ
2.背後へのアクションとスルーパス ⇒ ビルドアップはリスクを背負わず、走力と個の打開力が鍵
3.どう5バックを崩すか ⇒ 対策されたところをどう対策するか
布監督コメント
前任のリュイス監督から引き継がせて頂きましたが、勝点をのばせずサポーターの皆様と喜びを分かち合えなかった事を大変申し訳なく思い責任を感じています。しかし選手達は常に全力でTR やゲームに立ち向かい、確実に進化してきています。再びリスタートするFC今治をクラブの外側から応援させて頂きます、短い期間ではありましたが多くの事を学ばせて頂きました、有難うございました。
前回のリュイス監督の縦に速いサッカーからサイド攻撃を進化させようとし、まさに高校サッカーで4度も日本一になった時のサッカーが蘇りましたね。
これも、チームが再出発するための糧となったことで、より原点回帰という意味で橋川新監督が岡田メソッドをアップデートしていくのではないかと。
どのように進化していくのか楽しみですね。
合わせて、布監督のアップデートされた今後の活躍も期待したいと思います。今治に来ていただきありがとうございました。
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