こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日はテゲバジャーロ宮崎 vs FC今治 の試合をみていきたいと思います。上位争いのテゲバジャーロ宮崎はホームで勢いをそのままに勝利につなげたい。FC今治は新加入のバルデマールの同点ゴールから今節で勢いに乗りたいところ。風の影響もあったのか、少なからず試合に影響があったようにみえました。
前節こんな予測をしてみました。
前節鹿児島に敗れはしたが、非常にいいチームですね。ピッチを広く使い、精度の高いロングパスから個人のテクニックをいかした崩しがある。今治は守備の時間が多くなりそうですね。あまり多くないとチャンスをものにすることとセットプレーの攻略がポイントになるのではと勝手に予測します。
ピッチを広く使った中での、ライン間の攻略からの宮崎の1点目、ロングパスからの2点目、スローインから、駒野につなぎロングクロスのセカンドボールを橋本が華麗な浮き球シュート。
遠からず、近いような予測に・・・と勝手にこじつけます(笑)
今回は
【ミラーゲームのゲームプランを紐解く】
ということで見ていきたいと思います。
入場者数 1392人
フォーメーション 1-4-4-2(宮崎) 1-4-4-2(今治)
試合結果 テゲバジャーロ宮崎 2-1 FC今治
得点者
11分 藤岡 浩介
48分 橋本 啓吾
56分 橋本 英郎
1.ミラーゲーム
今回のかみ合わせは同じフォーメーションでミラーゲームとなりましたね。
そもそも、ミラーゲームって何?
ミラーゲームとは、同じフォーメーションで鏡に映した様に1対1のかみ合わせとなることです。1対1で勝負するのか、相手より先に切り替えて、数的優位をつくるのか、システムを可変させてミラーゲームを意図的に崩していくのかというところが見所になります。
2.可変システム
宮崎のゲームプランについてみてきたいと思います。宮崎は守備に関してはミラーゲームとし、相手より早く撤退し、守備陣形をコンパクトに保ちボール奪取していましたね。
攻撃に関しては1-4-4-2フォーメーションを可変させて、立ち位置をかえることでフォーメーションを変形させて相手が困るという可変システムを採用。
このようにミラーゲームの状態から、ボランチは縦関係となりセンターバックと三角形を作り出します。サイドバックは高い位置を取り、サイドハーフがインサイドに入ることで、今治サイドハーフとサイドバックがどちらがマークするか困る立ち位置をとる。FWは一人が背後を狙い、1人が今治ボランチとセンターバックのライン間に入る。
この可変がスムーズに行われることと、今治のセンターバックやサイドバックがつり出されたところを宮崎サイドハーフが背後を狙ったりと相手を見ながら流動的に出入りを繰り返していた。
そういうところから生まれたのが宮崎の1点目でしたね。今治センターバックがつり出されたところに橋本がボールを受けて、駒野が外を見るべきか、ボールへ行くべきか難しい場面で、シュートがきまりましたね。
3.ベテランの優位性
次に今治のゲームプランを見ていきたいと思います。守備に関しては、球際にしっかりいくことで、可変されてもそこを安易に使わせないという感じでしたね。ただ、やり直しされ、ボランチがひきだされた後のバイタルエリア(最終ラインと中盤ラインの間)を使われてしまうということや、背後に走られるという場面はありましたね。
宮崎の2点目は風の影響か、修行が出て来れないが、ハンチョルは修行に任せたいが・・・というような状況になってしまいましたね。
攻撃に関しては駒野からのロングクロスからセカンドボールを橋本の得点が生まれ、ベテランならでわの落ち着いた状況判断がありました。
・フリーの駒野へスロー
・園田とハンチョルめがけて、GKの前に入るようなロングクロス
・競り合いからセカンドボールを橋本の元へ
・橋本は宮崎GKが倒れ込んでいると判断し、浮き球シュート
というような、駒野の入れるボールの質やセカンドボールを拾い、シュートを落ち着いて浮かす橋本はとても素晴らしい判断でした。
ロングスローのバリエーションもゲームプランにあったのだと思われます。
得点にはなりませんでしたが、駒野のコーナーキックをバルデマールのヘディングも完ぺきなボールでしたね。
今回は少し早い時間での3枚替えもゲームプランの一つだったのだと思います。
ゲームプランとゲームモデルの違いって何?
簡単に言えば、自分たちの模型(モデル)を持ちながら、相手のよさを消す計画(プラン)で試合を行うということですね。
まとめ
今回は
【ミラーゲームのゲームプランを紐解く】
ということで見ていきました。
内容は
1.ミラーゲーム → 同じフォーメーション
2.可変システム → 可変して守備を困らせる
3.ベテランの優位性 → ベテランの経験値を武器とする
お互い守備のインテンシティが高い中、そして、風の影響がある中で、宮崎の方は常に流動的にハードワークすることで守備を回避を狙い、今治の方は、打開策を探しながら、ベテランの経験値で隙をつくことを狙う。
こういう拮抗したゲームだと、よりインテリジェンス(駆け引き)の原則や、風を味方につけることも重要になる。
風を味方につけるポイントは
・パスをより強く、戻ってくることを意識して蹴る
・追い風なら、積極的にゴールを狙っていく。
・スペースに蹴るとボールは流れるので人にぶつけるパス
・ボールが流れる方向を先取りする
・風が吹いている場合は影響を受けないようにグランダーでつなぐ
・守備は相手のミスを狙う
まだ他にもあるとは思いますが、ゲームプランに入れることは必須ですね。
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次節 讃岐戦を勝手に予測
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