こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は松本山雅 vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。
順位が近いとどれも6ポイントゲーム
と試合前に強調する松本の名波監督。天皇杯は疲れというより、いいチャレンジができたとも。
今日は
【偽ウイングバック、進化は変異と適応の繰り返し】
ということでみていきたいと思います。
入場者数 5531人
フォーメーション 1-3-4-1-2(松本)1-3-5-2(愛媛)
試合結果 松本山雅 0-1 愛媛FC
得点者
75分 川村 拓夢
1.ビルドアップ×プレッシング
序盤はリスクを負わずにシンプルに戦い、お互いの特徴を探り合う。前線の藤本、石井中心にボールをおさめる。徐々にボールが落ち着いてくる。
フォーメーションのかみあわせについてみてみたい。
【松本自陣の攻撃時】
両チームとも3バックからウイングバックの上下移動による5バック。松本の3バックのビルドアップに対して愛媛はインサイドハーフのカバーシャドウ(パスコースを切りながらプレス)しながらのプレッシング。
カバーシャドウやスライドより早くボールを動かすことで松本のビルドアップが成功する場面もあった。
愛媛は岡本のファインセーブと茂木のゴールカバーによりピンチをしのいだ。岡本のブロッキングはシュートコースを消したすばらしいプレー。
【愛媛自陣の攻撃時】
愛媛の3バックのビルドアップに対しての松本はトップ下の小出川が出て3枚でプレッシング。アンカーの田中に対しては、チャレンジ&カバーを繰り返し、遠い方のセンターバックを捨てるか、パスコースを切りながらプレスにいくか、ボール状況やプレスのかかり具合によって対応。
2.フィニッシュ×ブロック
次に相手陣地の攻撃、自陣での守備についてみていきたい。
【松本の敵陣での攻撃】
松本は幅をとり、サイドチェンジを繰り返しながら流動的に崩しにかかる。ウイングバックがサイドでボールを受けた時に1対1で仕掛ける。
愛媛は前半は1-5-3-1-1でブロックをつくる。スライドが遅れると3枚の中盤の脇が空いてくるところにスペースができてしまい、セカンドボールを松本がシュートを打った場面。
FWとトップ下がサイドに流れ、セカンドボールをスライドが間に合っていないところのフィニッシュの動画はこちら
【愛媛の敵陣での攻撃】
近藤と川村が前線に入り、石井が自由に間でボールを受けに入る。
松本のブロックはそのまま下がり、1-5-3-2の形のままゴール前でブロック。
愛媛の狙いは前線でボールがおさまる藤本に預けること。
藤本がファウルをとられ、一瞬松本の気が抜けたところにクイックリスタート。ドリブルで持ち込み、最後は松本のスライドが間に合ってなかったバイタルエリアで川村がダイレクトで合わせる。
後半、石井と岩井が交代するとブロックの形は1-5-4-1へ変化し、バイタルエリアのウィークを消すことができ、ブロックがより強固になった。
映像はないが、クロスから何度かゴール前の守備ライン間で合わせる場面もあった。
3.偽ウイングバック
サッカーは常に進化する。4-4-2が主流だったが、そこからボランチが落ちて3バックに可変することでサイドバックが高い位置をとることでミスマッチを生み、ボールを保持しながら前進することができた。
進化の過程で、ボランチが落ちることでセンターバックの「増殖」が行われた。それに対して、サイドバックが高い位置をとることで、サイドハーフがインサイドに入ってくる「転移」という進化。
サイドバックがボランチの位置に入ったり、1トップがボランチの位置に移動し、その場所からいなくなる「失欠」
進化の過程で変異が起こる。
サイドバックのウイングバック化に対して守備は5バック化し、マンツーマンで対応することで、5レーンを使わせない。
さらに進化は続く。5バック化することで、3MFの脇が空く。偽ウイングバックがレーン移動しチャンスメイクする。
この偽ウイングバックによってチャンスがメイクされた。
マンツーマンの対応かゾーンでの対応か受け渡しか。進化は止まらない。変異と適応は繰り返され螺旋状に進化する。
誰が誰をみるのか、誰がそのスペースをみるのか。相手をカオス状態にすることが出来れば崩したことになる。
まとめ
今日は
【偽ウイングバック、進化は変異と適応の繰り返し】
ということでみていきました。
内容は
1.ビルドアップ×プレッシング → プレッシングのかけ方に違いがある
2.フィニッシュ×ブロック → 愛媛1-5-3-1-1から1-5-4-1へ
3.偽ウイングバック → サッカー常に進化する
シュート数は17本と4本。天皇杯の疲れもあったのか、名波監督の試合後のコメントも苦しい。
名波監督コメント
シュートが枠内に飛ばないと点はとれないなと感じた。
ボール保持、崩しからのシュートまでの流れは積み上げが見られた分、勝ち点3ポイントを積み上げられなかった率直な感想がでていた。
實好監督コメント
みんなが耐える言葉を声掛け、つながりをもって耐えてくれた。速い攻めがストロングであり、狙いでもある。前節の悔しさを乗り越えるようなゴールをしてくれた。
悔しさからの進化。耐える声掛け。バイタルを埋めるつながる作業を怠らなかったことが相手の攻めを難しくさせた。
次節29日19時キックオフ栃木戦。
今回も松本と同様、栃木は間の25日で試合が行われる。
コンディショニングにアドバンテージを持ち、吉となることを願う
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進化思考 変異と適応 進化にはパターンがある
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