こんにちは。石本です。
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選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)
今日はFC今治 vs 松本山雅FCの試合をみていきたいと思います。
今回は
【なぜ、中川はフリーでボールを受けることができたのか】
ということでみていきたいと思います。
結論 ゴールキックからの可変システム
入場者数 3749人
フォーメーション 1-4-4-2(今治)1-4-2-3-1
試合結果 FC今治 0-2 松本山雅FC
シュート数 FC今治 11-4 松本山雅FC
1.噛み合わせ
まずは噛み合わせをみてみたいと思います。
2トップが縦関係か横関係かという噛み合わせで、基本はミラーゲームですね。
2.ゴールキックからの可変システム
前半14分の中川がシュートまでいったシーン。なぜ、ゴールキックから中川がフリーでボールを受けることができ、フィニッシュまでいったのでしょうか。
結論、ゴールキック時に可変しているということですね。
次の図をみてもらったらよく分かる。
ポイントは相手のFWを困らせるということ。左サイドバックの松本がボランチの位置に偽SBとして入っていく。三門が外へ偽BLとして出ていく。そうすることで、楠美と松本は誰がマークにつくのか。
三門をフリーにしてしまえば、前進されてしまうので、相手ボランチは外をケア。楠美が空いてくるので、SHが楠美をケア。松本のもう一人のボランチはバランスをとり、ぼかした中間ポジションをとることになる。
ボールに対して、1stDFがアタックにいけないので、後ろの選手たちは狙いを決めきれない。そんな中で、中川にすばらしい縦パスが通る。そして、そのままアタッキングゾーンに攻め上がり、フィニッシュまでいくという結末。
非常にすばらしいゴールキックからのビルドアップでしたね。
3.鼻先で触るアーリークロス
松本の1点目はクロスの精度と鼻先でボールの軌道を変えたヘディングシュートに拍手を送りたい。
滝の内側から背後をとるアクションによって、今治のCBを外に引き出すことができた。となると、中に待ち構えるCBは1枚になるということ。
狙いはそれである。
まとめ
今回は
【なぜ、中川はフリーでボールを受けることができたのか】
ということでみていきました。
結論 ゴールキックからの可変システム
内容は
1.噛み合わせ ⇒ 2トップが縦か横かのミラーゲーム
2.ゴールキックからの可変システム ⇒ 結果、中川がフリーになる
3.鼻先で触るアーリークロス ⇒ CBが1枚外は引き出される
結果は0-2負けということで、今治の良さを封じ込められ、隙につけ込まれた印象。
悔しいが、松本のゲームプランがあたったということになるのだろう。
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