こんにちは。石本です。
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選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)
今回はワールドカップのアルゼンチンをみていきたいと思います。
【格闘技化の個と組織、浮き玉まで225度ターンでスイッチを入れる】
ということで見ていきたいと思います。
1.フォーメーションを複数準備する
今回のアルゼンチンは4-4-2からスタートし、4-1-2-3や3バックの3-5-2を使い分ける戦い方をしている。
フォーメーション 1-4-1-2-3の場合
フォーメーション1-4-4-2の場合
フォーメーション 1-3-5-2の場合
このようにアルゼンチンは対戦する相手に対して、相手の良さを出させないようにフォーメーションを変えながら戦う。
一方攻撃はメッシ中心に周りの選手が追い越していくことで、決定的な場面を創出していくことができる。
2.最高の個人と組織 諸刃の剣の活用
ハードワークする組織と、個で打開できるタレントや個で相手を抑えることができるタレントを揃えている。
個で局面を打開できるメッシとエムバペを率いるチームが決勝に残った。そして、その個が得点にからむ。一方、メッシが守備でハードワークしていたのかというと、そういう場面もなくはないが、必ずしも全てにおいてハードワークということではなかった。
その上で、その隙きを埋めるための選手が後ろや隣にいることで攻撃に転じたときに爆発的なパワーを発揮することができる。絶対にボールを失わないということが大前提となる。
案の定、メッシがボールを失ってからの失点も少なからずある。失点場面を振り返ってみると顕著に表れている。
個だけでも、組織だけでも勝ち抜けない。つまり両方が必要になる。戦術メッシ、戦術エムバペ、戦術三笘と言われるだけの個を作り上げることが必要。それで相手が集結して対策をしてきたならば、他に隙きができるところを使うということができるようになる。
諸刃の剣でリスクはあるが、決めきるパワーがあれば、攻撃は最大の防御となる。
3.ラインブレイクするためのグランダーでも浮き球でも225度ターン
後ろからきたボールを前向きに身体をオープンにするグッドボディシェイプと言われて20年。さらに進化し、出し手から遠い方の足でコントロールするオープンコントロール。
相手がきたら動きながらコントロールしようと言われた10年前。
そして現代はスペースがなくてもスペースを作り出す止める蹴る。ボールを静止させることが止めると定義するなら、ボールが動いているならそれはドリブルになる。止めること、置くこと、それはライン間攻略でも言える。相手が狙っているところにパスをするなと言われているが、ライン間でボールを受ける技術が卓越していればどうだろう。
つまりそれは225度ターン。ボールを受けていきなり逆サイドに蹴れるターンである。前を向いているからなんでもできる。ドリブルもパスもキャンセルもできる。
しかも浮き球でも225度ターンができる。磁石のようなコントロールである。
これができると味方の選手は背後への抜け出しが容易になり、ラインブレイクの回数が増える。増えるということは決定的な仕事ができるということになる
4.球際を制するラグビー化した上半身はもはや格闘技化
サッカーは格闘技と言われて、それに対抗してボールを動かくセクシーフットボールやトータルフットボールが出てきた。
とはいえ、ビルドアップや崩しまでの流れはそれでもいいだろう。ボールはきれいに動くし、相手と数を変えたり、動きによってずらしたり、テンポの早いポジショナルプレーで最後はクロスでイチかバチかを狙う。それも正解だ。
しかし、アルゼンチンの上半身、腕の使い方は最終的にゴールを割ること、割られないことからの逆算で非常に強い。
ボールを失わない、腕をガードに使うことでヘッドアップが容易になる。ヘッドアップされると相手は容易に取りにいけなくなる。なぜなら、取りにいった逆を突かれてしまう可能性があるからだ。要は先に腕や肩を入れてしまい、先手を取り、主導権を握ってしまうのだ。
後から腕を使ってしまえば、ファウルとなり、ボックスの中ではPKとなる。
上半身のラグビー化は世界のトレンドであり、むしろ格闘技化である
5.ボックス内の高速シュート
ボックス内ではとにかくスピードとテクニックの質が重要だ。ここのクオリティがすべてといっても過言ではない。
コントロールから股抜きシュート
相手をずらしてワンステップシュートでアウト上隅コースへ
おわりに
アルゼンチンの優勝で幕を閉じた。アルゼンチンの優勝ということでトレンドはまさにここにあるといえる。
・フォーメーションを複数準備
・個人と組織の両方が必要
・グランダーでも浮き球でも225度ターンができる
・上半身の格闘技化
・ボックス内での素早い質の高いフィニッシュ
全てにおいて質が高かった、強かった、速かったと言ってしまえばそれまでだが、相手の個を封じ、強みを封じ、自らの強みを活かす。
育成年代からのテクニックへの取り組み、フィジカルへの取り組み、ゲームプランの取り組み、組織的なハードワークする守備への取り組みがどのように変わるか楽しみですね。
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