こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日はFC今治 vs 藤枝MYFCの試合をみていきたいと思います。首位から最下位まで順位はついているものの勝ち点差は非常に拮抗している。勝ち点3をつかむことで順位が変わり、まだまだ上昇する機会は残されている。
今日は
【配られたカードをどう活かすか】
ということで見ていきたいと思います。
入場者数 1430人
フォーメーション 1-4-4-2(今治)1-3-4-2-1(藤枝)
試合結果 FC今治 4-3 藤枝MYFC
得点者
21分 枝村 匠馬(藤枝)
45分 バルデマール(今治)
60分 温井 駿斗(藤枝)
64分 玉城 峻吾(今治)
78分 玉城 峻吾(今治)
83分 梁 賢柱(今治)
84分 佐古 真礼(藤枝)
1.藤枝ビルドアップからのダイレクト崩し
3-4-2-1を使いこなし、ボールを保持し、ボールを動かすサッカーの藤枝。GKを含んだビルドアップは数的優位の作り方が非常にうまかった。自分たちの立ち位置を取り、ボールをどこに動かせば数的優位が取れるのか。どこに立てば位置的優位がとれるのか。崩しからの仕留めという流れが明確にチームのゲームモデルとして共有されている。
今治の1トップに対してはセンターバックとGKで2対1をつくる形。後ろでも人数が多くなるが、GKがかかわる分、前でも人数を割くことができる。
後ろで動かしながら、前に縦パスが入れば、そこからはワンタッチ攻撃が始まる。前半20分のインサイドハーフへの縦パスが入った後のワンタッチフリックからのクロスシュートはまさに藤枝が持っているフィニッシュの形。
ポイントは
・GKが入ったビルドアップ
・縦パスが入った後はワンタッチで崩し
・クロスの入り方もダイレクトで合わせるタイミングで入る
ポジショナルプレーのいいところはたくさんありますが、ウィークポイントもあります。次にそのあたりもみていきたい。
2.島村トップ下起用の成果
次に今治の攻撃について。ビルドアップ時は次の通り
藤枝が、ボール中心にコンパクトにマークしていけば、隙をつくりボールを動かすことは難しい。ボールサイドに藤枝が人数をかけて守備を行ってくる分、逆に言えば、逆サイドに展開することができれば、ボランチ脇やバイタルエリアなどが空いてくる。
藤枝ボランチが前にとりに来てくれれば、トップ下の島村が空いてくる。
そして、藤枝がGKを含むビルドアップをしている分、ボールを奪うことができれば非常にチャンスにもなる。
今回は島村をトップ下で起用することで、藤枝にとっては非常に脅威となっていた。
ポイントとしては
・スピードとテクニックがある
・シュートも打てるし、ドリブルもできるし、パスも出せる
・左利きなので、右ハーフスペースくらいが実力を出しやすい
63分PKとなったシーンもバルデマールにパスを出したのは島村で、その後77分に玉城にパスを出したシーンも島村の良さがでたシーンだった。
いつもはサイドハーフとして出場している島村だが、今回はトップ下で躍動した。バイタルエリアでボールを受けることができるという意味では相手にとっては非常に嫌な選手となることだろう。今回のトップ下起用も中々得点を上げることができないチーム状況の中で、今いる選手をどう起用するかは監督の手腕によるし、勇気もいる。うまく結果としてかみ合った瞬間だった。
玉城の得点シーンも、バルデマールがDF背後にアクションを起こしたスペースに走り込んだ玉城が絶妙のコントロールからフィニッシュ。あのコントロールが意図的で左足の前に来るように右のアウトサイドでコントロールしたのならJ1クラス。とても素晴らしい。
次に藤枝のGKがビルドアップに入ることのリスクについてみていく。
3.4局面を考えない残り10分
後半81分2枚目のイエローカードで原田にレッドカードが出され今治は10人となる。藤枝にとってみれば、数的優位が常にある状態になるが、その状態に心の隙ができたか、後半82分のGKがボールを保持している時に、梁が一瞬の隙をついてボールを奪取に成功。
そのまま無人のゴールへチェックメイト。
GKを含んだビルドアップにチャレンジすることで、優位にも立てるが、リスクもある。ここのリスクをマネジメントできればさらに藤枝の攻撃は脅威となる。
いつも積極的にゴールを狙っている梁だが、今回その花がようやく開いた感じだった。
まとめ
今日は
【配られたカードをどう活かすか】
ということで見ていきました。
内容は
1.藤枝ビルドアップからのダイレクト崩し → チームのゲームモデルとして構築
2.島村トップ下起用の成果 → 歯車がはまった
3.4局面を考えない残り10分 → 梁の得点への想いが届いたプレス
スヌーピー「You play with the cards you’re dealt. 」
(配られたカードで勝負するしかないのさ)
スヌーピーの格言です。
得点源がない、FWが怪我でいない、起点となる選手がいないなど、思っていても、その配られたカードでやると決めた瞬間から前向きで、道は開ける。
チャンスがなければ、チャンスを作るにはどうすればいいか考える。
得点をとるためには、どこにチャンスがあるのか。自分たちの持っているストロングは何で、ウィークは何なのか。
人もボールも動くサッカーでオシム体勢から、監督交代しどうすれば勝てるかと試行錯誤し、配られたカードで勝負すると覚悟を決めた時、ワールドカップでベスト16まで進んだ。
配られたカードで勝負すると決めたら道は開ける
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